概要
【閲覧注意】その部屋は、腐ったパクチーとガソリンの臭いがした。
「数ミリの隙間さえあれば、奴らは侵入する」 築30年のボロアパートに引っ越してきた男を襲ったのは、寒さを逃れて集団で押し寄せるカメムシの群れだった。
潰せば悪臭、払えば増殖。 隙間テープで目張りをしても、どこからともなく湧き出してくる茶色い甲羅。 逃げ場のない密室で、男は精神的に追い詰められていく。
潰せば悪臭、払えば増殖。 隙間テープで目張りをしても、どこからともなく湧き出してくる茶色い甲羅。 逃げ場のない密室で、男は精神的に追い詰められていく。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生理的にも心理的にも嫌悪が溜まる悪質ホラー。
ある経緯によって、ボロアパートに住む羽目になった男。
寒い冬から逃げた彼を待ち受けていたのは、同じく寒さをしのぐためにやってきたカメムシだった。
どんな場所でも隙間さえあれば侵入でき、触れば強烈な悪臭を放つ害虫。
淀んだ部屋の底は、少しずつ嫌悪に満ちていき……
・
虫に強烈な嫌悪……というより恐怖を覚える瞬間がある。
人目のつかない陰の中で静かに繁殖し、そのあふれ出たものがちらりと見えたときだ。
身体が軽率にも、その陰をいっぺんに白日のもとに曝け出し――全体を目の当たりにした瞬間の衝撃たるや。
この作品にはそういった恐怖が描かれている。
閲覧注意の文言は正しい…続きを読む