『詩 冬の星空』No.2

やましん(テンパー)

『冬の星空』 No.2

 

 ほら、くまさん


 お星さまがたくさん見えるよ、


 あれが、シリウス、


 あちらが、プロキオン、


 あそこが、カストール、


 あっちに、すばる、


 ベテルギウスだよ、



 あ、星が、流れた!



 冷たすぎる風が吹き抜けます、


 きんきんと冬の夜空がなりわたる、

 

 人間の愚かしい争いを清めようとするみたいに、


 でも、お星さまはびくともしない、


 風が吹くほどに、ますます、美しく輝くのです、


 

 ああ、だから、ひとは、


 お星さまになりたいのだな、


 なにものにも邪魔されない孤高の存在、


 

 そこに見えているのに、


 どんな偉い人も到達できない、


 けして、掴み取れない、



 だからね、くまさん


 この光景は


 とってもかけがえのない、お宝なのさ。




      ✨⭐✴️❇️⭐🌠




 くまさん、もう、ひとを襲わないで。


 ああ、やましん、


 お星さまは、食べられないよ。



        👋🐻🍴




























 

  

 

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