攻略について語る時に俺の語ること

我那覇キヨ

攻略について語る時に俺の語ること

 攻略について書く。

 攻略とは、難しいことを簡単にする仕組み、考え方のことだ。

 要するに、攻略に必要なものは「ぼくにもできそう」なメカニズムであり、それを伝えるストーリーだ。


 悪い例から書こう。

 リュウやケンなどの、道着キャラ。

 「波動拳で相手をジャンプさせて、昇竜拳で対空」って攻略。


 やってみたことがある人ならわかるが、これは難しい。

 そもそも相手がジャンプした時に昇竜拳を出すのが結構難しい。

 相手のジャンプ開始からこちらに攻撃が届くまで34〜38フレーム。秒数にすると0.51秒。この間に昇竜拳のコマンドを完成させてボタンを押す必要がある。


 さらにはこっちを飛び越えためくり飛びや、あえてジャンプが届かない位置で飛ぶ、前落ちへのケアを考えると、さらに難しくなる。

 

 もっと言うと波動拳の全体フレームは47。つまり波動拳と同時に相手がジャンプをしたら、47-34のため、ジャンプ攻撃は波動拳の隙に確定してしまう。


 そしてジャンプ攻撃が確定した場合、最大ダメージの連続技を喰らってしまうのだ。

 一試合に二回噛み合ったら負け。

 それが「波動拳で相手をジャンプさせて、昇竜拳で対空」という攻略なのだ。


 実際には波動拳を視認してジャンプするまでには12フレーム以上かかることが多いので、よほど噛み合わないとジャンプ攻撃が確定することはない。

 ……の、はずなのだが、波動拳を出したい間合い、タイミングが限定されることから、思った以上に相手に波動拳を飛ばれることは多いのだ。

 

次に、「ぼくにもできそう」の塊であるブランカの攻略を書く。

 ブランカの対空技は立ち大キックだ。

 要するにボタンひとつで出せる。

 大攻撃なのに発生7フレームとやたら早い。


 で、ジャンプ以外の相手の接近手段である横からのラッシュ。これを止める技も立大キックだ。


 要するに大キックボタンの上に指をかけたら、相手が上から来ても横から来ても返せるのだ。


 まずは立ち大キックでしっかり待つ。

 これができるだけで一方的に負けることはなくなる。

 どう?

 「ぼくにもできそう」じゃない?

 

 さらに言うと、こっちがラッシュで攻める時。

 出す技はもちろん立ち大キックだ。

 当たったら連続技に行けるし、ガードされても問題ない。

 

 ほか、これだけカード揃ってたら強そうだなってところを書いておく。

 最初から全部の性能を引き出す必要はない。

 一個ずつ強みを押し付けていこう。


 スト6はモダンとクラシックで操作が違うが、俺はブランカはモダンの方が強いと思っているからモダンブランカの強みを書く。

どこかの時点で「ぼくにもできそう」と思えたら使ってみてくれ。


モダンブランカの強み


・中アシストコンボは2段目からヒットでもオートヒット確認。


・連キャン弱アシコンが下段二段からのコンボ。


・アシスト➕中ボタンで前歩きから引き中キックが出せる。


・攻撃がギリギリ届かない位置でレバー後ろ入れながら弱ずらし押しSPと仕込むと、相手が踏み込んできた時だけ当たる弱パンにローリングを仕込める。連続で仕込んでもタメは消えない。


・タメさえ完成してればレバーをしゃがみガードに入れたままアシスト➕SPボタンで無敵技が出る。コマンド入力中に連続ガードにならない技や下段を喰らうことがない。


・相手が飛んだらワンボタンSA2で画面暗転で完全対空。(暗転中にバーチカルローリングが溜まる)しかもSA2はモダンのワンボタン攻撃力補正がない。


・ブランカの斜めジャンプ大Pは全キャラで最も到達が早い(単独首位)34フレーム。要するに、ブランカはラッシュもジャンプもどっちも強い。

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