神父さん、聞いてらっしゃいますか?

教会の懺悔室。そこが物語の舞台にございます。

あまり馴染みのない、映画でたまに見かける場所にございますな。

罪を犯した人と、神父。その間には「しきり」がされており、お互いの顔や様子は見ることができません。


この日、神父は何やら急いでいるようでした。
日の沈み、懺悔室にもう、誰も来ないことを確認すると、『警察』に向かおうとしております。

なんでも緊急を要するのですが、そこに、懺悔をしに来られた女性がやってまいりましたので、話を聞くことに。


しかし、なぜか妙です。


女性の話は、冗長で周りくどく、なかなか本題に入ってくれません。

急いでいる神父は、次第に苛立ちを隠せなくなります……。

果たして、


この女性の犯した罪とは……?








短編として、非常に優れたストーリーだと思いました。
最後まで引き込まれましたし、

「うわ、やられた」
なラストが待っております。



ご一読を。










その他のおすすめレビュー

SB亭moyaさんの他のおすすめレビュー865