プロジェクト:プロノイア

朝緒

あらすじ 

白い光の中で、あなたは目を覚ます。


音はない。なにもない。


呼吸だけが、かすかに現実の存在を証明していた。


目の前に現れたのは、一人の“声”。


――Hýpnos<ヒープノス>。夢の世界Alétheiaを管理する観測者だという。


「崩壊しかけている世界を救ってほしい。あなたにこの世界の修復を手伝ってほしい。」


そう言われ、あなたは導かれるように歩き出す。


そこにあるのは、穏やかな街。


人々は皆目を閉じており、空の太陽は沈まない。


――――を集めることで、色を失った世界は少しずつ息を吹き返す。


しかし、違和感を覚える。


――――なぜ――を知っている。――は、あの場にいなかったはずなのに。


ヒープノスは静かに首を振った。


「気にしないでください。きっと気のせいでしょう。」


あなたは秩序を修復し、世界を取り戻した。


だが同時に、何かを失った気がした。


白い光の中で、ヒープノスの声が再び響く。


「ありがとうございます。あなたのおかげでこの世界は秩序を取り戻せました。」


「……また何かあったときは手伝ってもらいたいものです。」

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プロジェクト:プロノイア 朝緒 @zqo_an

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