概要
ねえ、その記憶は本当にあなたのもの?
「私、親友の亜香里を探してるんです」
そう編集部に連絡してきた女子大生・柳瀬の声にはどこか空虚な響きがあった。2000年代初期のネット怪談『ノイズ』を真似た友人が行方不明になっていると。
霊的ノイズの正体と霊媒師一族に隠された闇。
断片的な記録が今ひとつの忌まわしき真実へと収束する――
そう編集部に連絡してきた女子大生・柳瀬の声にはどこか空虚な響きがあった。2000年代初期のネット怪談『ノイズ』を真似た友人が行方不明になっていると。
霊的ノイズの正体と霊媒師一族に隠された闇。
断片的な記録が今ひとつの忌まわしき真実へと収束する――
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!聞こえた瞬間、逃げ場は消える――静かに侵食する音のホラー
――聞こえたら、もう遅い。
『ヒスノイズ』は、
耳鳴り、砂嵐、ラジオの雑音……
本来は意味を持たないはずの「音」から始まるホラー作品や。
怪談投稿、雑誌記事、インタビュー、掲示板ログ。
断片的な記録が積み重なっていくうちに、
読者はいつの間にか
「読む側」やなく、
“調べてしまった側” に立たされる。
派手な脅かしはない。
せやのに、ページを閉じたあと、
イヤホン外す手が一瞬止まる。
そんなタイプの静かな恐怖が、
じわじわ侵食してくる作品やね。
【中辛・ホラー観点での講評】
この作品の一番の強みは、
怪異そのものよりも
「関わってしまった人間の後悔」を描いてるところ。
怖いのは…続きを読む