概要
抽選前の宝くじが殺人の動機になる話
工場経営の男が資金繰りに窮し、金策のために名古屋の旧友を訪ねるも、敢えなく失敗する。肩を落とす男は夜道、すれ違い様に女性の電話する声を耳に留めた。宝くじで三千万円が当たったと言っている。天には満月があったが、辺りに街灯はなく、他に人影も見当たらない。男にとって、魔が差すまでのハードルは低かった。
だが――弾みで女性を死なせてしまった。そうまでして手に入れた宝くじは、三千万円の当選どころか、抽選日前だった。いったいどういうことなのか?
だが――弾みで女性を死なせてしまった。そうまでして手に入れた宝くじは、三千万円の当選どころか、抽選日前だった。いったいどういうことなのか?
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