救う気持ちは偏見でもブレない

望まれぬ子として生を受けた主人公が、一族との縁切りをきっかけに夢を追いかける現代ファンタジー作品です。

主人公は陰陽師一家に生まれた才能あふれる少年。

けれど、円環を否定する才能を生まれながらに宿していたことで、一族には忌み子として忌避されています。

それでも一族の末席には名を連ねていた主人公でしたが、やむを得ない事態で起こした禁忌によって決別が確定してしまいます。

悲嘆に暮れる主人公。されど彼の師は、良い機会だと笑って背中を押します。

これまでは足を引っ張る一族のせいで、叶わなかっただろう陰陽の道。

けれど、縁切りによって、迂闊な妨害ができなくなった好機。

主人公は師や周囲に認められ、陰陽師になることができるのか。

ぜひ読んでみてください。