魔法であそぼう

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師匠、魔法って拡張性があると思うんです!

「師匠、魔法って拡張性があると思うんです!」


「ん、例えば?」


「魔法って簡単にいえば魔法陣を書いてそこに魔力を通して発動するじゃないですか?」


「そう、魔力で回路を作る。でも戦闘途中で工作なんてできないから元から魔法陣を持っておく必要があるわけだ」


「実際師匠は服の下に巻いたサラシに魔法陣を彫ってありますもんね」


「そう、特定の箇所に魔力を流せば即座に魔法を放つことができる。身体強化に炎の射出、なんでもござれ」


「で、思ったんですけど、確か機械の国の技術でダイヤルなんてものがありましたよね?」


「んと、特定の場所まで回すことで鍵穴が開く、ものだっけ。魔法じゃないから不思議」


「そう、それなんですよ!つまり回し方が違う時は穴が揃っていないということでしょう?これって魔法に使えませんか?」


「?よくわからない。弟子が優秀すぎる」


「つまり、魔法陣の一部だけを切り取ったものをダイヤルのようにセットして回せるようにすれば複数の魔法を一つの道具で展開できますよね?」


「…!それは、使える!命令、属性、条件で分かれば拡張性はいくらでもある」


「他にも掌に魔法陣を彫って爪を掌に引っ付けたら爪に彫った魔法陣の一部が元の魔法陣から書き換えられるとかもどうですか!?」


「…すごい。単純なフェイクに使えるし手軽に魔法を切り替えれるのは魅力的。とりあえず弟子、思考実験をする。手伝う」


「はい!師匠!」



ほぼ作者のアイデアノート。

こういうところで守っておかないと後で忘れてしまうので…

要は魔法陣の一部を別のものに挿げ替えて新しい魔法陣にするみたいなアイデアです。

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