【読み切り】神の皆、死後ぞ知るヰ世界

注意事項：続編はほぼ予定してません。続編を求む声が多ければ続く可能性はあります。

時は平成のとある日、ただの女子高生がおりました。その名も"カタラギ ウズ"。〈漢字表記:神多羅木 雨珠〉
その子の親は神道の職に就いており、その影響か、日本神話や日本の昔話に纏わることなら全国何処へでも向かうほどの古典&日本神話ファンでした。

そんなある日、何時もの様に神社巡りをし、とある神社へと向かう事に。その神社には昔から言い伝えがあり、〝本当に神が宿っている〟とされておりました。
ウズは本当に神が宿っていれば良いなと思う半分、神は実在しないことこそ神秘的だからなぁ...。と半信半疑で訪ねたのです。

礼節通りに丁寧に御参りし、しっかりと神社に断りを入れてから写真を撮った瞬間、どこかからか歌舞伎の柝に似…続きを読む