第3話 2つの顔の使い分け思考

Instagramのストーリーズには、今日の私が食べたおしゃれなランチと、ゼミで発表を終えて達成感に満ちた笑顔の写真が上がっている。これが、世間と友達に見せている「私」だ。


しかし、深夜1時。大学の課題に追われ、どうしようもなく不安で、将来が全く見えない私がいる。

この生の感情は、ストーリーズに上げても誰も「いいね」してくれない。むしろ、重いと思われるのが怖い。

だから私は、誰にも見つからない「裏アカウント」に、ただ一言だけ本音を書き込む。


「全部やめたい。」


誰にも届かない言葉なのに、なぜか書き込むと少しだけ心が軽くなる。この匿名で孤独な行動は、何なのだろう?

それはきっと、「誰かからの承認」を必要としない、私自身のアイデンティティを確認する作業なのかもしれない。明るい場所で演じる自分と、暗い場所でしか存在できない自分。どちらも「私」なのに、なぜ前者は歓迎され、後者は隠さなければならないのか。


夜が明けても、私のアイデンティティは2つに割れたままだった。

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承認欲求は、哲学の敵か。それとも動力源か。 みなみ @mi_11

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