静かな詩のように始まり、ゆっくりと心に灯がともる物語。語り手の歩幅に合わせて、痛み・喪失・再起がやわらかく描かれ、読んでいる側も一緒に「一歩」の重さを感じる。派手な展開ではなく、言葉の余白で魅せるタイプの作品で、とくに後半にかけての心の立ち上がり方が美しい。詩と物語の中間にある、“呼吸するような文章”が好きな人には刺さる一作。
どんなに辛い状況に陥ったとしても、最後まで希望を捨てずに『歩んでゆけば』願いは叶う!全部で8話からなる連作☆
もっと見る