第6話
リハビリ病院へ
痛みをこらえ
歯を食いしばる
手術か リハビリ病院かの二択だった
手術は 失敗と言うリスクが伴う
自然のままに まかせることにした
リハビリだけは 必要だろう
孤独にたえる そんなまもなく
モクモクと リハビリに励む毎日
入院したときは 電信柱から電信柱まで
歩くのがやっとと言う 状態から
リハビリ病院の退院を決めた頃には
早歩きならば ひとりでできるようになっていた
もう一度 このあしで 歩き出した
一歩 一歩
大地の躍動にあわせて
あおぞら 澄み渡る晴れたひに ボクは
退院した
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