「しりとり」から始まる「猟奇」で「鬼畜」な物語
- ★★★ Excellent!!!
しりとりをテーマにした話と言ったら、どんな内容のものが出てくるでしょうか。
小学校時代に「友人」だったらしい中川と村田。最近は同級生だった志村が亡くなった後だとされている。
そしておじさんふたりで「しりとり」をするという、一気に童心にかえるような展開に。
なんという、ほのぼの展開! これはきっと、スタンド・バイ・ミーなノスタルジック溢れる物語が読めるに違いない。
……と思ったら大間違い!!!
これを書いているのは誰か? ラーメン大好き、そして猟奇大好きな作者さんです。
「しりとり」と来たらまず間違いなく、「猟奇」、「鬼畜」、と単語が続いていきそうな雰囲気が濃厚。(そして間違いなく、「しりとり」の前にあった単語は「ふんどし」です)
しりとり、というゲームを使って、一体彼らが「何」をしてしまったのか。本作を紐解いて確かめてみてください。