瞳をとじて
みぃ
鮮やかなる熱
コツコツと 遠ざかる靴音
いとしくて 込み上げる
過ぎ去りし日の
面影
とおく とおく
今となれば もう
音を 聴き取ることも
難しい
遠く 遠く
かなたへ 去っていったけれど
不思議だ
尚更
こんなに近くに 抱いている
せつなく 離れる
距離とは うらはら
こころは しっかと
コツコツと 遠ざかる
胸の中
やさし やさしい
風を吹かれる
ふわっふわ
あの日のまま
色褪せることなく
まぶたの裏に
鮮やかに 焼きついて
もう触れられない
熱を
でも それでいいと
言い聞かせては
またそっと
瞳を閉じる
瞳をとじて みぃ @miwa-masa
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