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概要
冒険者少年を膝枕魔法で眠らせる王女
人類の希望と称される、勇者ルーチェ。
ルー君と呼んでいる八歳年下の少年は、私のすべてだ。
冒険者の彼は、世界に蔓延る魔物や魔王軍と激しい戦いを繰り広げ、帰国の度に私の部屋に訪れて、膝枕で眠る。
幼い頃の習慣から始まったその行為は、今や彼の疲労を全快させるための唯一の方法。私の太股は、どんな寝具よりも彼を癒す魔法だ。
成長期のルー君は、最近ますます男らしくなっている。胸板は厚く、腕は逞しくなった。小さい頃から見てきた身としては、その成長は頼もしい。けれど、可愛らしい寝顔や、鍛え上げられた肉体を無防備に晒されると、私の理性が限界を迎えてしまいそうだ。
信頼は裏切りたくない。結婚どころか婚約すらしていないのだから、手なんて出せるはずもない。
そんな中、生死不明の激戦から生還した彼は、
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