概要
もし撮り鉄の邪魔になる木が、切ると祟る木だったとしたら……
とある民家に不法侵入して、撮り鉄を始めた坂本は、フレームに邪魔な木が入ることに気がついた。
いつものようにノコギリで切ってしまえば良いと思ったのだが、その木は……
いつものようにノコギリで切ってしまえば良いと思ったのだが、その木は……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!撮り鉄がどうして醜い迷惑者になってしまったのかの描写がリアル
人って、何かの歯車が少しズレただけで、妙な方向へと転がっていっちゃうんですよね。
撮り鉄もそうです。
電車に魅力を感じる、そこまではまだ理解はできるのですが、その写真を撮るために何をしても良いと考えたり、良い写真が撮れることが人生における絶対のステータスだと勘違いしたり、電車の写真の為ならお金も時間も全て捧げても構わないと思うようになったりと、おおよそまともな人間性とは言えない状態にまで人格破綻してしまっては、ちょっと弁護のしようがありません。
そんな異常者が「どうしてここまで落ちぶれてしまったのか」という原因がちゃんと描写されていて、現実の撮り鉄の異常性の根深さを浮き彫りにしているのが、ま…続きを読む