肉まんと銃声とコイビトごっこ
りんご茶
肉まんが食べたいだけなんです…!!
えー…これはどうゆう状況だ??
私は肉まんを買いに、
チャイナタウンに来て?肉まんのいい匂いがしてきて幸せだなぁ…昨日は上司に理不尽にキレれて腹立ったけどチャラに出来るぐらい幸せだ…明日も頑張ろってなって…??
気がついたらナイフ持った中国人?の人に捕まって、ナイフ向けられてるんですが…??
「あ、あのー」
「#$@$&&¥* !」
「ひぃすみません!分かりません!」
あー、上司のこと考える前に肉まん食べとけばよかったなぁ…ってそんな呑気なこと考えてる場合じゃない!普通に怖い私死ぬの??
「だ、誰か助けて…… ッ。」
「オイオイ、カタギのじょーちゃん巻き込むのはダメだろォ…」
「$&#??!!!¥!!」
「えっ、あ、助けてくださいっ!!ってか警察呼んでください!!」
「ハッ、自分の快楽の為に高ェ買いもんしたアンタが悪いだろ。ほら、今回は財布とじょーちゃん渡したら許してやるから」
私の話無視ですかこの野郎!!
ってか、中国語分かる人って事はこの人の要望聞いて私が出来そうなことがあれば…
「痛っ………」
な、ナイフが首に当たって少し切れたヤバい本当に助からないかも。
「#&@*# !!」
「は?ちげーよ。」
「#&@!!##*@&!!」
「ハァ埒が明かねェ…じょーちゃん、俺がいいって言うまで目ェ閉じてなァ」
「えっ、は、はい…」
「ん、いい子。 じゃーなァ…」
パァン…
「エッ……」
え、今銃声した?
そして、開放された?ビックリして離れたのかな?
「あ、あの…」
「ひゅー!Good shot〜 あ、じょーちゃんはまだ目ェ閉じとけよォ?」
「は、はい」
「Clean up.」
「I got it.」
急に声低くなるじゃん!怖っ!!ってか英語?!なんで!?
「じょーちゃん、災難だったなァー。目ェ開けていいぜェ?」
「は、はい。」
わぁ、なんかこのお兄さん、映画に出てくる中華マフィアみたいな格好だ…こんな人実際にいるんだなぁ。
「じょーちゃん、多分アンタこれから先さっきみたいなヤツに狙われちまうカモ?」
「えっ??なんでですか!?!」
「いやァ……オレ、林 星宇(リン センユ)って名前なんだけどさァ?俺の職業がら命狙われがちで、どーやら狙ってる奴らがアンタはオレの女と勘違いしたみたいだわ。 」
「……は?!貴方と初対面ですよね?!なんで恋人と誤解されるんですか?!」
「さァ、アンタの顔誰かに売られたんじゃねェ?」
売られるってなんだよ!!?なんで私の顔売られてんの!?どこで!!
「さぁってなんですか?!ってか、命狙われる職業ってなんですか?!」
「あー、……内緒にしてくれな?オレ中華マフィアでェす。」
「え……。 」
ダメだ、情報過多過ぎる。モノホンの中華マフィアの恋人だと思われたの?why?
「まァ、何かの縁だし、なんか面白そうだし…ガチでオレの女のフリしとけヨ」
「面白そうって言いました?今?!」
「そしたらさ、命知らず過ぎるヤツ以外は多分アンタを襲わないだろうし、アンタの顔売ったヤツ出てくるかもヨ。」
た、確かに…
いやでもそれって、メリットあるのか?この人に、
「リンさん側のメリットないですよねそれって…」
「んじゃア、毎週このチャイナタウン来てくれたら契約成立でどうヨ?」
「え、なんでですか?!」
チャイナタウンもうしばらくはいきたくないんだが
「んー?オレの女のフリするんなら来なきゃじゃネ?」
……一理ある、気がする。
「わ、わかりました。」
「ハイ契約成立ゥ~…連絡先交換しとこうぜ?」
「は、はぃ。……あのリンさん?」
「んー?」
「さっき私を襲った人って何処に」
「チャカで弾いちまっタ☆」
「え…………」
お父さん、お母さん
あなた達の娘はとんでもない事に巻き込まれてしまったみたいです。
肉まんと銃声とコイビトごっこ りんご茶 @ChachaDream1
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