不意に現れる妖精たちの驚くべき正体とは!?

最初は妖精が出て来る、
メルヘンチックなお話なのかと思いました。

しかし、中盤から、
妖精たちの思いがけない生態が、
明らかになっていきます。

そして、終盤。
妖精たちへの思いが爆発するのです。

序破急の構成が巧みで、
ぐいぐい作品世界に惹き込まれていきました。

幸せとは何か?
そんな問いを投げかけてくる、
鋭い筆致で綴られた秀逸な短編。