きっとキミは、明日フォーマルスーツを、着る
- ★★★ Excellent!!!
余裕ある女子の発言からはじまる、
こちらの作品。
気になるあの子と初デートには
いったい何を着るのが相応しいのか?
同じケースに直面したら、
老若男女関係なく誰もが悩むこの問題。
されどこちらの作品は
相談する相手は友人一同でも
SNSの住人達でもなく、
そう、家具やら服やら「モノ」なんです。
だってそれは、主人公が魔法使いだから!
それでも、モノの彼らの
必死な訴え、懸命なオススメに、
読者はきっと明日何を着るか
考えることでしょうし、
主人公が選ばなかったけれども
「おれ……明日はフォーマルにキメるよ」
とか思うこと間違いなしですよ。
そして気になるデートの結果は?!
ナンテコッタパンナ・コッタ!と
関西人ならば呟くのではないでしょうか。
可愛いキャラ(モノ)と
理不尽とナンセンスが
絶妙なバランスによって
1600字でえがかれております。
ご覧あれ!
とりあえず意味もなく
「フォーマルスーツ……
クリーニング出してあげようかな?」
とか思えること間違いなしです!