令和の純文学エッセイ
- ★★★ Excellent!!!
YOASOBIのデビュー曲は、
「夜に駆ける」ですが、
本作は、その対極的な「夜を歩く」物語。
淡々と平明な言葉で、
夜の街を歩きながら感じたことが、
モノローグのように綴られていて、
テーマなきテーマの、
気負わない感じが心地良くて、
ついつい引き込まれてしまいました。
親からスナフキンみたいと言われた、
ユニークでユーモラスな回想など、
ひとり語りが耳に優しく響くのです。
1話100文字くらいの、
令和の脱力系純文学エッセイ。
是非ご一読くださいませ。