概要
元に戻る方法を求めて辿り着いたのは、
一般には存在すら知られていない“未知の島”。
そこではエルフや獣族、魔道具、魔物が当たり前に息づいていた。
早く治して元の生活に戻る――
そのはずだった島での暮らしは、
出会いと絆を重ねるうちに、七戸の価値観を少しずつ変えていく。
これは、帰る場所を探していた青年が、
未知の島で「居場所」を見つけていく物語。
笑って、悩んで、少し成長していく
島での不思議な日常が始まる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!鏡が暴く灰色の姿。反射に怯える青年の冒険
鏡を覗けば、そこには7歳の自分が。
「反射」という逃れられない日常の動作が
意図せぬ変身のトリガーとなるという尖ったアイデアが醸し出す唯一無二の緊張感。
身だしなみを整えることさえリスクになる、そんな恐怖が主人公を未知の島へと突き動かして物語は始まります。
現れるキャラも皆、どこか「不完全」で魅力的です。
完璧すぎる美貌の裏に謎を秘めたエルフ。
死を拒絶し、鳥から「人」の形を継ぎ接ぎした友人。
不思議な魔道具店で、様々な欠けたる者たちが
肩を寄せ合い、温かな食事を囲む。
その穏やかな光景があるからこそ
彼らの背負った「異質さ」が際立ちます。
くしゃみひとつで戻れる脆い体と
鏡を避け…続きを読む - ★★★ Excellent!!!始まりは、飛び込む勇気。踏み出すたった一歩が世界を拓く。
主人公・七戸はいわゆる「何処にでもいる青年」です。
ある特異体質はあるにせよ
チート級の体力や頭脳だったり、魔法を使えるわけでもない。
ただ素直で、前向きで楽観的。
人並みに臆病で、必要なら努力もする。
そんな緩さが持ち味とも言えるごく普通の青年。
そんな彼が赴くことになる地・オルタンシア
様々な種族が暮らし
魔法もある
モンスターもいれば
野生動物の脅威もある
秩序に守られた暮らしからすれば
野性的なサバイバル環境でもあるわけで
そんな中へ身一つで向かう勇気。
あっけらかんと、ただ前に進むことを選択する。
そんな彼の軽やかな一歩が
彼の世界を鮮やかに開いていく。
間近で目にしていく彼の非日…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界(っぽい)、不思議の島
鏡を見ると身体が縮むという特異体質を持つ主人公の一人称ツッコミと相性抜群で、冒頭からするっと引き込まれました。
未知の島オルタンシアは、レンガ道の街並みや多種族の行き交いが鮮やかで、説明が押し付けにならず“体験”として入ってくるのが気持ちいいです。
住み込み先のよろずや(そして料理上手なイケメン店長!)との穏やかな日常も癒やしで、ふと差し込まれる不穏な違和感が良いスパイスになってます。
魔道具や島のミスマッチな施設など、気になるフックも散りばめられていてワクワクが途切れません。まだ何も分からないのに、この先がとても気になります!!
みなさんもぜひ、転生も転移もない異世界(っぽい)不思議…続きを読む