おもいだしたら、おわり。

主人公の町に存在する気味の悪い祠とそこにある異形の生物の姿を祀った謎の像。そして消えた記憶ととある少女。
この作品を不穏たらしめる要素が散りばめられていて何度も読み返したくなる工夫がされております。

忘れさられた地方の中に、本当にこんな場所がありそうなリアリティもさることながら、コズミックホラーの要素もあり、おぞましさに拍車をかけていました。
読む時間帯は夜中がオススメです。最高のゾクゾクを味わえると私は思います。
夢でこの続きが見られるかもしれないくらい親和性が高いですね。

短編とは思えないほどの余韻と満足感が読了後に訪れるそんな作品でした。
気になった方はじっくり、読んでみていただきたいです。

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