概要
“不真面目”は罪となり、笑うこと、遊ぶこと、サボること――すべてが禁止され、やがて弾圧の対象となった。
そんな時代になじめず、憂鬱な日々を過ごす駿河。
しかし、とある娯楽映画で見せた一人の少女の涙を契機に、時代が動き出す。
不真面目取り締まり組織「全平教」と、神の力を得た“堕落者たち”との戦いが始まる。
神と人間、信仰と自由、そして“楽しさ”とは何か。
不真面目の旗を掲げた者たちが、真面目な世界をぶっ壊す。
――それは、相手を「楽しい」と思わせることにあった!?
“堕落者たち”の小さな反逆が、今、始まる――――。
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第一部「邂逅篇」
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ぶっこわせ、一方的な価値観!
真面目すぎる世界で、「不真面目」は病気として処理される?!
そんな社会で、ガラクタのように扱われながら生きる警察官・駿河と、“神的な存在”が動き出す――。
笑いや涙すら不健全とされる空気の中で、駿河はそれにどうにも馴染めない。
冒頭から、とにかく世界の空気が異様です。
主人公もヒーローではなく、むしろかなり情けない。
でもだからこそ、この息苦しさがダイレクトに伝わってくるのです。
現在第3章終盤まで読み進めていますが、「正しさ」が暴走した世界に対して、“間違い”であるはずの不真面目が、逆に人間らしさを取り戻していく構図になっていく気配があります。
面白いです。
とくに、“神的な存在…続きを読む - ★★★ Excellent!!!⚡ 真面目すぎる世界に吠えろガラクタ――塵芥たちの反逆エンタメ 🧹
『吠えろ!ガラクタ~塵芥戦術~』は、「真面目であること」が極限まで肥大化したディストピア社会に、“ガラクタ”と呼ばれた人間たちが反旗を翻す物語です ⚡🗾
この世界では、サボること、笑うこと、遊ぶことといった“余白”が徹底的に排除され、「真面目」であることだけが正義として崇められています 🙌💥
そんな窮屈な社会で、「不真面目病」としてレッテルを貼られた人々が、やがて“塵芥(ガラクタ)”として扱われながらも、自分たちなりのやり方で世界に噛みついていく姿が描かれます 🧹🔥
行き過ぎた「真面目さ」への風刺と、ガラクタたちの不器用なカッコよさが同居した、シリアスとコメディのバランスが絶妙な一作…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「不真面目病」の男に神が微笑む
清潔すぎる街、笑顔も汚れも許されない社会、
その中でひときわ浮いた存在――警察官・駿河光太郎。
不真面目病のレッテルを貼られ、嘲られ、蹴られ、それでも生きている。
彼の「異常」は、この「正常すぎる世界」の中では、確かに鮮やかだった。
ある日、彼は神社の境内で祈るように言葉をこぼす。
「……神様。助けてください」
その願いに応じて現れたのは――
緑色にぷるぷる震える、髭もじゃの浮遊神(?)。
神か妄想か幻か。
信じられない日常が、ゆるやかに、そして確実に「はじまり」を告げる。
これは、不条理な社会に抗えず打ちひしがれた「ガラクタたち」が、
それでも生きようともがく中で出会った、
「ちぐは…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世界が”行き過ぎてしまう”前に、読んでみてください。
整い過ぎた世界で、ガラクタな神様と”不真面目病”とされた者達が、様々な理不尽に抗います。……いや、抗わせられるのです。
立派、とはとても言えない神様と怠惰で意気地なしの警官、そしてニートを目指していた引きこもりの少年。欠陥だらけの彼らが見せる珍妙なやりとりや巻き込まれる騒動を見守っているうちに、ふと、考えてしまうのです。
本当のガラクタはどっちだろう? と。
行き過ぎた正義と信念、善意はもはや本来の意味とはかけ離れ、滑稽を通り越して恐怖すら覚えます。
ここで描かれているのは、ディストピア。現実ではない、世界。
……これから先も、そうであってほしいと心から願います。