第1章:生成AI以後の創作とは何か

第4回 ビジュアルとテキストの融合による物語設計

 第1章:生成AI以後の創作とは何か


《挿絵》 https://kakuyomu.jp/users/yatoya_yk/news/822139842037072433

 

【web小説とラノベを俯瞰する】


 ライトノベルは、文章とイラストが共同著作物として物語を構成する伝統的メディアです。

 しかし、一方でweb小説投稿サイトでは、商業レベルの文章投稿に比べてイラストの導入は運営的にもさほど重要視されてきませんでした。


投稿サイトは小説書きたいクラスタとイラストクラスタで関心が分かれ、サイト自体も技術的・機能的な制約が創作の可能性を狭めていることにさほど意識は向けられていません。


ここで、本来できるはずの“表現の融合”が十分に試されてこなかったことに着目したのです。


【web小説とはデジタル世代のパースペクティブ】


本来なろうジャンルの転生や多視点表現はゲーム文脈やスマホなどデジタルガジェットとともに自然な感覚でだれもが楽しむデジタル世代の価値観や概念化の表出です。


 “世界を切り替える”“視点を飛ばす”という操作は、もはや身体感覚に近いですよね。


【複数体験を並列化する新技法の確立】


転生にせよ、登場人物の交差する主観移動文体にせよ、これらはSNSやChat、配信のナマの感覚です。


極論ではデジタル上にだれでも自身の複製や異なる体験の復元できる時代の予感を書いて楽しんでいるのがヨムカクなどの空想世界です。


【ビジュアルとテキストの融合による物語設計】


一方でそのゲーム的体験の進化はRPGやビジュアルというフォーマットされたコンテンツでも続いています。


 その中で、FGOをリスペクトしたブルーアーカイブ(おそらくプロジェクトKVも)は、ソーシャルゲームRPGの新機軸として、メインストーリーにビジュアルノベル的演出を、サイドストーリーにLINE風UIと恋愛進行イベントを組み合わせ、さらにバトル進行中にもテキスト演出を挿入することで、【ゲーム全体でヒロインと世界が徐々に深化する体験設計】を提示しました。


 この構造は、物語とビジュアルが相互に補完し合う“多層的な物語体験”の先駆作です。


 夜兎はこの構造設計に驚いたのです。


これはビジュアルノベルの更に次の世代の構造によるテキストと複数の体験の統合というFGOのさらに進化系のコンテンツです。


これらの構造をヨムカクに落とし込むことが可能ではないか?


その問いかけがムニ世界の設計思想に昇華されていくのです。


 生成AIの登場によって、

 この“ビジュアルとテキストの同時伝達”という技法は、個人でも実現可能なものとなったのです。


【AI時代の投稿サイトにおける次のフォーマットとは?】


 つまり、ソシャゲ的物語構造を小説投稿サイト上で展開するための結論は──

 **生成AIによるイラストと本文の同時伝達という新技法の確立**です。


 AI共創は、これまでの創作の楽しみを拡張するのです。


われわれはイメージする世界の構築を、新たに組み直す溢れ出す言葉の表現と−物語体験を再起動するための、ひとつの手段であるのです。


もちろん、これまでの言語化表現のみの小説も続いていくのです。


一方でどこまで投稿サイトは新しい表現が可能なのか?


それはムニ世界が現在☆500を越える応援をいただき、多くの方々に楽しんでもらえ始めたことで少しずつ続いてくれる同志のみなさんにも勇気がでるかなと思っています。


このジャンルはブルーオーシャンなのです。


以下次回に つづく


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モブ子さんと師匠くんの旅をぜひ直接楽しんでください。


https://kakuyomu.jp/works/16818093094008412411


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生成AI以後の創作論とムニ世界のメイキング【尊い美少女ゲーム世界の創り方】 夜兎 Yato @yatoya_yk

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