概要
レンコンが苦手なわたしが、明日への希望を見つけるまでのお話。
わたしはレンコンが苦手だ。職場の麻生さんも苦手だ。昨日、彼氏と別れた。今日はちょっと落ちこんでいる。そんなわたしが、苦手なものを少しずつ好きになって、希望を見出していく話です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!おいしくなかったレンコン、おいしくなったレンコン
子供の頃から苦手な食べ物というものはあるものです。
ナスのスポンジみたいなものがキライ、キュウリの青臭さがダメ、トマトのえぐみが好きになれない。
食べられる人からすれば「贅沢な」と顔を顰める事も多いでしょう。
でも、ダメなものって大人になってもなかなか克服出来ないものです。
主人公はレンコンが苦手である。
三十になり、恋人の男性とも別れ、上司との折り合いも悪いOL。
少し落ち込んでいる時に、レンコンと巡り合うように家に持って帰った。
そして、教えて貰った通りに調理をすると……ここがミソなのですが、そこは読んで頂いてお腹を減らしてみて下さい。
嫌いなものを嫌いなままでも良いんです。
で…続きを読む - ★★★ Excellent!!!レンコン、お好きですか?お嫌いな方もどうかご一読を。
レンコンが苦手だ。
そんな「わたし」の独白から始まる物語です。
私も子供の頃、同じようにレンコンが苦手でした。
よく正月に出される煮物に紛れ込むそいつはうっすらと糸を引いており、よくわからない食感をしている変な野菜、というのが当時の印象です。
親はこんなに美味しいのにと言いながら食べていましたが、どうにも好きにはなれませんでした。
失恋をした次の日も否応なしにベッドから起き、仕方はなしに仕事へ向かう。
当たり前のように繰り返される日常は、何時もと何処か違う光景を、だからこそ鮮烈に浮かび上がらせる。
それでも、当たり前のように繰り返される日常の中で、小さくも確かに変わりゆく「わたし」を…続きを読む