第42話「魔王と花嫁:第六章(後片付け)」
「トーマス大統領が亡く成った事により次の大統領はチェイニー大統領が成りました、これで…」
「今回の日本全土の大規模な電気インフラの消失に対して政府は臨時閣議で前から議題に成って居た汎用メンタル・ギア発電網の…」
「東京や日本での犠牲者数は凡そ3万人と見積もられ…東京でも渋谷と池袋は大量の建物が消失しました…」
「
「G7の有志連合はイスパニア・ポルトゥス連合王国への無条件での調査団の受け入れを…此れを受け入れない場合は武力による制圧も…」
学園内の理事長室のディスプレイには多数の各国世界のニュース映像が映っている。理事長椅子に座っている道化師と机を間に向き合うように立っているのは茶色のショートヘアに茶色の瞳の小動物の様な可愛さのある
『此れで、一次試験は合格したのかな理事長?』
小首を傾げる様子はリスがどんぐりを噛んでいる様に愛らしい
「勿論だとも
『だけど?こんな簡単な借り物競争の試験で良かったのか?
「君に取って
『言わなきゃよかったな…、それじゃまた任務を待って居る』
「さて、梯子を外しますか?
「せやな?ウチは何時でも行けるで」
茶色のツインテールに紅い色の陰陽師風の服を着た3人の少女達と道化師は不敵に笑う
***
同時刻、此処はアメリカ合衆国の最高権力者が居るドロドロとしたどす黒い関係が渦巻く割には
『今回のトーマス大統領の突然の死去は誠に、誠に悲しい事ですが我々合衆国はこの悲しみを超えて新しい時代を迎えなければ行けません、中に外に多数の抱える問題は有りますが我々の持っている叡智を決して此れからの舵取りをしていきます。所で、私の我が国の為に太平洋を超えた友人からメッセージが届いています』
部屋の中が暗く成りディスプレイに映像が映し出される。其処には魔王の様に黒地に金色の刺繍を入れた左目が琥珀色の少年と花嫁衣装を着た朱と蒼の乙女達が侍る
「諸君、我こそは!魔王マサヒロ成り!現在、諸君の国は混乱し分裂している、余は此の様な事態は非常に悲しい!何故なら今の貴様らと来たら糞の様な烏合の衆で有り吹けば飛ぶような集団だからだ!私は望む!貴様らが秩序と正義の愛国の元に統合され強き力を持つことを!其れが余の前に立つ最低限の礼儀だからだ!我と戦う前に三人の我が下僕を紹介しよう!」
少年の映像が引き下から現れたのは黒い服を着た僧侶だ
「我こそは、破戒僧、
次に上から現れたのは黒い騎士だ
「我こそは、
全員が次は下か上かと思って居ると突然の爆発音がし画面が白く成り元に戻ると黒い魔法使い
「我は、
ゴホゴホとアッチコッチから声がし先程の少年が煙の中から顔を煤で黒くしながら画面の前に現れ
「っという訳で、チェイニー大統領と
映像が切れ、チェイニー大統領は
『中々、ファジーーなメッセージだろ?重要なのは彼の【最後のそうしないと遊びに行っちゃうぞ!】言葉皆さん聞いたと思いますが、彼が遊ぶとどうなると思います』
新しい映像を見せた、其処にはチーズの様に切れた防衛省の建物やひしゃげて壊れた大統領専用のリムジンや大きく空いた穴や壊れた建物が映し出され
『彼がと
米国中が火の海に成る事は最新の予測の結果に明らかに成っています!ですが、彼等は我々が彼等に会いに行くのを待っています、其れが彼等の我々に対する
一息付きコップの水を飲むと
『我が国は魔王イヤ
ドンと机を叩くとフラッシュと同時に当たりから多数の拍手とUSA!!USA!!の連呼が津波の様に伝わった。
***
別な日、此処は生徒会室、
「何何、魔王と花嫁達どうしてこうなった!」
朱い少女が吠え
『ナナさんまあいいじゃないですか?
蒼い少女が宥める様に言う
「ブラウさん事実というのはどう事でしょうか?」
ニュース:
名無し002:ブラウって誰よ
名無し003:よく読め馬鹿、
名無し006:ソースは何処よ!
名無し007:ハインリヒ・フォン・エウロパ1世の
名無し010:マジだー、
名無し015:
名無し016:王様何考えているだか…アイツ碓か諸刃奈々っている子も婚約者だったはずwww
名無し017:アイツは
名無し018:誰だよそんな権限与えたのwww
名無し019:G7の首脳ノ(何か問題でも?
名無し020:G7もあんな天文学的な値から特典を持ってかれる何て思わなかっただろうなwww確立は7億分の一だぞwww
名無し021:物欲センサーがある常人には無理、無理、前のG・M・S大会の優勝者なんて特典が
ツラツラと以下はその様な事が書かれ
『ね?お祖父さまから朝連絡があってね、今日を持って彼の元に婚約者として同棲する様に言われたのよー』
「よーじゃないわよ!!どうしてこうなったの?」
『国家と次の世代の為だってお祖父様仰ってたわ、貴女には
ブラウはまな板の様に平らな胸を見た後に自分の胸を張りながら
『私が豊満な大地で彼を迎え入れれば強い子が生まれ、其れが
「せいぜい、興味を失われない様にね」
言い合っていると扉をガラッと開けて
「おはよう、ブラウさんも居るなんて珍しいね嬉しそうだけどいい事有ったの?」
会長席に座りながら聞くとブラウは
『はい!良い事が有りました、お知らせしますね!』
虚ろな瞳で胸を撫でる
最強無敵の賢者(ワイズマン) 奈楼小雪 @bookmaZ
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