個性的なのに、細部まで論理的に考えられた設定。登場人物たちへの深い理解と愛。わかりやすい悪人などいないのに、苦しめ合う切なさ。そして眩いばかりの恋。終盤にかけて、すべての登場人物たちの隠された思いが解き明かされていきます。そして、鮮やかに反転した物語の色が深く深く心に染み入るのです。何度も読み返したくなる名作!
初めてあらすじを読んだ時は、なんか暗そうな話だと思ったのですが、異世界転生やハーレムといった人気ジャンルでは無いにもかかわらず、評価が高かったので読んでみました。そして読み出したらこれが面白い!…続きを読む
適当なところで切って外出しよう。と読み出したのに、気が付くと読破していまい……登場人物の人柄、立場、世界設定が織り重なって流れるようなストーリーがとても印象的な、心を鷲掴んで離さない小説でした。…続きを読む
登場人物がですね、皆さん個性的で魅力的なんですよ。モブ的八百屋のおばちゃんだって、表情が目に見えるように浮き上がってくる。何故、年若い娘さんのドロテアにこんなに辛辣なのか。何故、憎まずにはいら…続きを読む
なんてきれいな言葉だろうか。この二つの台詞を目にして、ため息をついてしまった。大半は「ウルバーノさんマジかっけーッス!」と興奮(?)していたのだが、最終話に近づくにつれて、巧妙に張り巡らされた想い…続きを読む
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