いせたべ。その面白き文。読む者を尽く笑顔とす。―ギリシャ叙事詩より抜粋

異世界から"やってきた"王女様とメイドさんを日本のローカル飯?で歓迎してあげるほんわかギャグコメディです。
一つひとつの展開もさることながら、ちょっとした会話や地の文でも笑わせに来るので面白いです。
詳細はネタバレになるので書きませんが、第一話ではからあげクンが出てきます。
からあげクン。
ローソンに必ずあるあのヒヨコとかニワトリの見た目をしたパッケージに入ったアレです。
あれを異世界の人間と一緒に食べに行く話になります。
それだけかと思われるかもしれませんが、それだけで面白いのです。
不思議です。

本レビューは1話時点のものですが、今後も一人暮らしの大学生や社会人がよく食べてそうなぶっちゃけしょーもなさそうな飯を、やたら詳しすぎる食生活の知恵を駆使したりしながら、それでも王女様とメイドさんが大盛り上がりして、食べたり感動したりする様子が見られるかなと思うと、これからが非常に楽しみな小説です。

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