人は人として足るを知り、あるがままの自然と生きる。

 日本の美しい歳時に沿って紡がれる折々の自然や行事—―。その中で繰り広げられる個性あふれる姫衆と来訪者である少年とのドタバタ劇――。これだけでも楽しいのに、徐々に明かされる舞台設定の壮大さにうわああってなります。この伏線がまた、うん?ってちょっと首を傾げる程度でしかなくて(私が鈍いだけ?) それがまさかまさかのそんな……うわああああってなります。そして最後は号泣です。やられました。

 長い長いお話ですが、四季折々の年中行事と姫様方の悲喜こもごもをゆるゆるとお楽しみください。そして、うわあああああってなってください。

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