槍使いが黒猫と冒険の途中で出会ったヒロインを助ける物語…だった。

槍使いといいつつも鎖使いであったり吸血鬼であったりもする。
街で出会ったヒロインや、売られている奴隷を助けたとしても仲間に加わるということはない。(本人曰く、自己満足で中途半端な人助け)
戦闘描写はしっかり描かれているし、戦うのは基本的に主人公だけなのでテンポも良い。

…だったのだが、とある街に辿り着いた瞬間今まで助けて来たヒロイン達が全員集合。さらには奴隷を大量購入。

俺は〇〇を倒した。
「主人公凄い!」「主人公流石です!」「流石主人公!」
仲間の様子を見てみると〇〇の様だ。
「これは凄い!」「これってあれみたいだね!」「凄いね!」

と今まで1人旅(多くても2.3人旅)だったのが人数が増えたせいで会話も戦闘も展開が遅い、そして全員主人公・猫の信者なので持ち上げが激しすぎて読んでいてダルい。
主人公が時々一人旅を行い前みたいに読めるかと思えばそこでも新たにヒロイン候補を見つけるので先の展開が読みたくなくなる。

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槍使いと、黒猫。