登場人物や空間、場面をイメージしやすい丁寧な描写が多く読みやすかったです。良かれと思ったことが裏目に出たり、適度な山なし谷なし感が、登場人物たちの人間臭さやこの作品自体のリアリティを感じさせます…続きを読む
あさひは小学生のときから始まり段々と大人になっていくのだが、不器用ながら進む姿がしっかりと描かれていた。文章全体が夏を舞台にしていることが雰囲気によく現れていて、どことなくノスタルジーを感じた。…続きを読む
オムライス小説。あさひちゃんの成長に焦点を合わせているので作中の時間経過が何年にも及ぶのですが、語られるエピソードは夏に限定されているのが特徴的です。一本のラインではなく、夏だけが断続的に語られる。…続きを読む
読んでいて特に思ったのは、父親が自分の娘に対して不器用ながらも、心の底から愛情を持って接している。と感じる事が出来、とても一つの父娘の在り方のひとつだと感じさせる描写が読んでいて良かったです。
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