どこまで行っても救われない。けど読むのがやめられない作品です!!

 主人公のヒロイン達への渇望と葛藤、そして揺るがない絶望感がピカイチな所がとても魅力的であり、重い物語でも惹きつけられました。

 願ってももうどうにもならない、こういったお話は途中で読むのを止めてしまうのですがこの作品は物語の抑揚がテンポ良く、ホラーでありながら日常の在り方も楽しめると言う所も面白いです。

 この作品は『吐き気を催す程の絶望があります』というキャッチコピーで、これからの『絶望感』の加速に期待ですね。

 最後にホラー作品とジャンル分けされていますが、ジャンル問わずお薦めの作品です。

 作品に比べてこんな陳腐なレビューですがぜひぜひ、呼んでみてくださいね!!