日常に執着しつつ、その狂った日常に絶望しつつも愛している。そんな選択をした物語。
壊れたはずの日常が平然と続いていく、その気持ち悪さが巧くに表現されている。また、日常の中にポツリと現れる異物、その存在が徐々に大きくなり、身近に迫ってくる展開にも舌を巻いた。目を覆いたくなるような…続きを読む
ある朝、主人公は妹に体を揺すられ起こされる。どこかの学園ラブコメにでもありそうな始まり方。しかしこれはそのような優しげな世界などではない。何せ、妹はすでに死んでいるはずなのだから。ならばこの…続きを読む
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