第18回 (終)

桜木美春「さてさて、久しぶりに集められたわよ」


川野流「凄く嫌な予感しかしませんね」


デスティニー田中「ブースの外にスーツの大人がいっぱい居るからな」


桜野美沙「わたし、ブースに入る前に謝られたよ」


流「本格的に嫌な予感しかしませんね。久しぶりに台本もありませんし」


美春「先月の収録が無かった話もしなくてはいけないというのに」


田中「俺たちのスケジュールが合わなくなってきたのも理由らしいけど、裏でも色々とあったらしいな」


美沙「詳しい話は分からないけど、今日の収録と関係があるみたいだよね」


美春「このままだらだらと話していてもリスナーは何の話をしているのか分からないと思うから、流くんタイトルコールだけお願いできるかしら?」


流「わかりました。『川野流の中波放送 最終回』スタートです」




田中「さ~て、言いたいことは多いと思うけど、まずは流から一言貰おうか」


流「はっきり言って僕も数日前に知らされたのでとても驚いています。本来なら僕の口から理由をはっきりと説明しないといけないのですが僕も良く分かっていないままでの今回の収録だという事を理解して頂けたらと思います」


田中「という事で、流含めこのブース内にいるパーソナリティーは4人とも何も知らされていないという事だけは理解したうえでこれからの放送を聴いてもらえればと思います」


美春「こうなってしまうだろうと私たちは薄々勘付いていたわよ」


美沙「うん。出来るだけ収録では見せないようにしていたけど、リスナーさんにも気づかれかねないレベルであまり良くない雰囲気が出ていたからね」


流「パーソナリティーとしてではなく、川野流という個人から言わせてもらうと第12回つまり1年という区切りで終わってしまっても仕方が無いと思っていました。この数か月間はいつ打ち切りになってしまってもおかしくは無い雰囲気もありましたし」


田中「あんまり暗い話ばかりしていてもリスナーは楽しくないだろ? って言っても楽しめるような話題なんて無いけどさ」


美沙「そうかな?」


流「と言うと?」


美沙「この番組とは直接関係は無いけど、流くんから報告があるはずだよ」


美春「そうね、いい機会だから報告しておいた方が良いわよ」


流「そうですね。このラジオとは直接関係は無いのですがこの度ブログを行うことになりました。今はまだ準備段階ですが、9月から更新できるかと思います。バイオプログラミングでの活動記録なども書こうと思っているのでよろしくお願いします」


美春「良い話が出来たところで終わりましょう。これ以上の収録は誰も得をしないわ」


田中「美春さんの言う通りですね。という事でこの番組にとって本当のエンディングという事でパーソナリティーから一言ずつ挨拶をさせていただきたいと思います。美沙さん、美春さん、俺、流の順でお願いします」


美沙「はい。わたしは第5回からアシスタントとしてこの番組に参加させてもらって第14回には美春ちゃんと2人で公開録音もさせてもらってとても楽しかった思い出があります。こんな形でこの番組が終わってしまうのはとても悲しいけど、またどこかで会いましょう。スプリングスの桜野美沙でした」


美春「私も美沙と同じく第5回から参加させてもらって、かれこれ1年以上はこのラジオに関わらせてもらったけれど思い返せばこの番組ではスタッフと対立ばかりしていた記憶しかありません。まさか、最後の最後までスタッフと対立して終わるとは正直思っていなかったけれど収録が終わってからしっかりと和解をしたうえでこのラジオを終わらせたいと思います。リスナーの皆様には不快な思いをさせてしまう最期となってしまいましたが私たちスプリングス、そして流くん達バイオプログラミングをこれからも応援して頂けたらと思います。スプリングスの桜木美春でした。ありがとうございました」


田中「はっきり言って俺はこの番組に良い思いをさせてもらいました。俺は第2回からちょいちょい出させてもらってスプリングスがアシスタントになったと聞いて何となく曲を聴かせてもらったらスプリングスのファンになり、パーソナリティーとして一緒にラジオを収録させてもらえるようになり、一緒に歌まで歌わせてもらって、最後には同じ事務所に所属させてもらいました。本当にこの番組には感謝しています。そう言えばこの番組で誕生日も祝ってもらったな。俺は参加したり参加していなかったりしていたけど、このラジオに関わっていた時間は大切な宝物だった。こんないい思いをさせてもらってありがとうございます。番組が終わっても流とバイオプログラミングとして活動していく のでどこかで見かけた時にはよろしくお願いいたします。以上、バイオプログラミングのデスティニー田中でした」


流「自分の名を冠する番組なので、これで終わりだと思うと本当に悔しいです。言いたいことは沢山ありますが、まずは謝らせてください。第9回にゲストとして参加して頂いた烏居彩香さん、ゲストとして参加して頂いた後もスポンサーとして参加して頂いた和水プロダクションさん、番組とコラボして様々なご協力をして頂いた黒一点さん、そしてここまで見て頂いたリスナーの皆さん番組を支えて頂いたのにもかかわらずこのような最期を迎えることになってしまったこと番組を代表して深くお詫び申し上げます。ここからは個人的な話になりますが、Dことデスティニー田中同様、僕もこの番組には大変ありがたい思いをさせていただきました。まさか、僕のような素人がラジオをさせて頂ける とは夢にも思いませんでしたし、今となっては水守プロダクションに所属させていただきバイオプログラミングとして活動させていただいています。良い思い出ばかりではありませんでしたが、第1回から今日に至るまでの時間はとても有意義な時間でした。デスティニーも言っていた通りバイオプログラミングはこの番組が終わっても活動させていただきますし、先ほどもお伝えした通りブログも開設させていただくことになりましたのでよろしければご覧ください。最後になりますが、お聞き苦しいところも多かった事と思いますが最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。『川野流の中波放送』メインパーソナリティー川野流。最後にいつもの挨拶でお別れしたいと思います」


4人「ばっ波~ ご視聴ありがとうございました!」

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川野流の中波放送 姫川真 @HimekawaMakoto

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