3日で全部読みました。
読んだ感想としては、「ちょっと待ってこの作品神だわ俺ツエも努力モノもザマァもハーレムモノもなんならそれと相反する純愛も全ての物語のエッセンスをきちんと少しづつ含んでるのにそれを取りまとめているアノ縛りがいい仕事してる!?どゆこと!?もう、もう、なんていうか、ああああああああカリヤああああああああ!!!!!作者カクヨムに書いててくれてありがとおおおおおお書籍買ってこよおおおおおおおおおおお!!!!!」
です。
いや、初めこそ、本作をちょっと斜めから見てしまったりしました。
ちょっと読むスピードが遅かったのも覚えてる。
中学生の主人公の造形がな〜なんかスレた中学生やし、微妙かもなーとか思ったりしました。
はっきり言おう。
全部作者の罠だったわ!!!
もーな、最高なんや。登場人物、どんどんカッコよくなる。初めからのプロットのズレもない。主人公に至ってはもう設定どこまで練り込まれてるねん、と思えるぐらい。
ちょっとちょっと、そこのあなた!
この作品のレビュー、ざっと眺めてみて、絶賛とちょっと?って感じのレビュー混じってるでしょ。これは、「レビューを書いた人がどこまで読んだか」によって絶賛の度合いが変わってしまうような作品だってことなの。
作者が「ストレスアリー」って言ってるぐらいの書き方をしてるので、やっぱり初め、違和感を持たせるような書き方をしている。
安心してください!きちんとカタルシスにつながる!!
黙って5章まで読め!!!!!
もう止まらんからな!!!! この俺が保証する!!!
かっこええぞ!!!!!!!!
商業化されていないのが不思議な作品。よくある俺TUEEE、チート、ハーレム、一人称小説ではないからでしょうか。もっと評価されて良い作品だと思うのですが。文章力、構成力、オリジナリティ、キャラクター、どれを取っても素晴らしく、素人を感じさせられる作品ばかりのカクヨム、なろうの中で、他の作品に劣るところが見当たりません。
ストーリーも途中でだらける事なく、個人的にあまり好きではない戦闘シーンにも惹き込まれました。特に最後の大一番!攻略不可能なのでは?と思われた敵相手にも、納得の作戦で挑み、怒涛の展開、その後に現れた最後の難敵とのやり取りにも胸を熱くさせられました。おばさんの私でもここまで惹き込まれたので、男性にはもっとお勧めしたい。
主人公が凡人だからこそ共感も出来るし、世知辛い世界だからこそ説得力もある、そんな作品です。今は無理でも是非続きを読みたいので再開を熱望します。