小さな問題から解決します

@badapple330

第1話

ただ何もない白い世界があった。

「くっそ。新しいPCのキーボード打ちにくいぞどういうことだ。」

意味もなく独り言を吐きながら、誤字をひたすらスクリーンに吐き出してる私がいる。

 近頃というか、いつのまにか手で文字を書くとしたら、自分の名前かボールペンの試し書きくらいだ。漢字検定1級なんてものに受かってしまった小学生の自分の脳細胞を、今からでも死滅させてやりたい。待った今のナシ。ただでさえできの悪い脳みそが、これ以上(これ以下というべきか?)悪くなるのは世界にとって損失だろう。

 少なくとも、タイムマシンは作られていなかったに違いない。


 ただ何も考えずにを生きることができる世界にしてしまったことに後悔はない。

 後悔する必要も、意味もない。タイムマシンがあるのだから。

今の時代にタイムマシン。つまり、過去現在未来の行き来を可能にする機械はそんなに多くの影響を与えたわけではなかった。世界に発表した時には、フケまみれで、おむつをはいた頭のおかしい奴が出てきた。そんな程度のものだったと思う。


 タイムマシンができた。発表をした。そして、ネット上にタイムマシンに関する全ての情報を公開した。私がやったのはそれだけだ。私が知ってるただひとつの事実は、指定した特定の時間に移動できること。検証もした。不十分かもしれないが。でもその日から、世界は少しずつかつ速やかに変貌していったんだろう。


 さて、次に何を書こうかまったく思いつかなくなった。勢いづいて、何か1発自叙伝でも妊娠させてやろうなんて電子ドラッグ中毒の私でも頭が湧いてるって分かるぞ。よし。やめよう。

自分が書いているこの話だって、別に誰かに読んでもらおうってわけじゃない。

どっかの好き者がひたすらweb上の糞の山を、HDにコピペし続ける作業量を、少しだけ増やしてやろうとかそんな程度の気持ちだ。

 実際にこの物語に何の意味がある。話の骨子は最初から最後まで、私はタイムマシンを作った。公開した。どうだすごいだろう?ふはは。これだけ。


何か面白かったから続ける。明日ね

 

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