依頼#11さよならは、言わないよ。
それから半年後、茉音は、父親の会社を跡継する事を決意し、部下や新しく入った秘書などから教育されていた。そしてレン達は、依頼を終了したがまだカナダに帰らずカフェ部や学園生活を満喫していた。そんななかアウロがカフェ部に訪れた。『レン様、本国での仕事がたまって降りますゆえ、そろそろご帰還して頂きたいのですが。』とアウロが頭を下げながら言った。
レンは、辺りを見回し少し考えると、『そっかわかった。もういっぱい楽しんだし、そろそろ帰るよ。』とアウロに伝えるとアウロは『分かりました。ヘリをグランドに呼んでおりますので』と笑顔で言うとカフェ部から出て行った。
レン達は、他のカフェ部員や学園の生徒や先生に挨拶
しグランドに来ていたヘリに乗り、学園を後にした。そして最後に茉音に挨拶に言った。茉音は、レンが帰る事を聞くと急いで旅の支度を始めた。『私もレンのような不死の体だから私も行かなくちゃだよね?』とレンに聞くとレンは、首を横に振り『確かにあの時、茉音を不死の体にしたけど呪いは微弱のもので、既に君から消えているよ』とレンは、笑顔で言った。『これからは、違う世界で生きて行くことになる、だからといって二度と会えなくなるわけじゃない、いつかまた、日本に遊びに来るよ。だからさよならは、言わないからね♪』とレンは、笑顔で言った。(それでもレンが来いと言ったらついて行ったのに)と茉音は、小声で言った。『何か言った?』とレンが聞き直すと『なんでもない♪又いつか会おうね♪』と茉音は笑顔で手を差し出し、レンと握手した。
レンは、茉音に可愛いく笑うとエリナ達が待つヘリへ走っていった。そしてヘリは地平線の彼方へと飛び出した。茉音は、ヘリが見えなくなるまでずっと手を振りながら見送った。
デット・アサシン
おわり。
デット・アサシン(不死の呪い編) 清原ヒノリ/著 @Inori0328
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