個人的に、作中に登場するキャラクターのネーミングセンスが大ヒット。しかも丁寧にバックボーンを作り込んであり、しっかりと物語の中に馴染んでいる。
また世界観も緻密に編み込んであり、読み進める度に新たな発見が待っている。それが読者を惹きつける仕掛けとして巧みに作用し、ページを捲る手が止まらなくなった。
語彙も豊富で、ときに明るく、ときに怪しく、ときに切なく、情緒豊かに物語が展開されている。
特に女性の読書さんは、この作品のテイストがお好きな方も多いはず。男性も楽しく読めると思います。
とりあえず、私オススメの『第四夜 花房の揺り籠』までぜひ読んでみてください。
今後も楽しみに読み進めたいと思います。