これぞ文化系小説

 派手なセリフ回しも波瀾万丈のストーリー展開もありませんが、おそらくいつの時代でも変わらない、学問と芸術を愛する文化系の学生生活が静かに語られます。
 
 門外漢には分からない専門用語も、まるで前衛詩のように読者を懐かしいモラトリアム世界へ引き込みます。

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