呪いが繋がりを生む物語

 呪術戦、バトル要素も面白い。でも、この話で個人的にもっと好きなのは、人間関係の繋がりの部分なんだと思う。
 ねじくれたキャラクターばかりが登場して、みんな素直じゃない。
 背中を押されないと思いのままに行動することも出来ない奴らが居て、そういう奴の背中を押す形で使われる呪いというものがあって、そういう物語を読んだときに何とも言えない爽快感がある。
 上手く言えないけど、そんなキャラクターやストーリーがとても好き。きっと他の人も好きになってくれるんじゃないだろうか。
 掛け合った呪いが解れて迎える優しい結末でも、ギリギリとキツく縛られすぎて全部千切れてバラバラになってしまう悲しい結末でも、どんな形でも最後まで見ていたい。