この手の小説はたいてい食います(読みます)。各話タイトルのセンス、これはわかってる方だなあと。現代より先の世界でこうきたか。やりますね。
毒島伊豆守(ぶすじまいずのかみ)です。 燃える展開、ホラー、心情描写、クトゥルー神話、バトル、会話の掛け合い、コメディタッチ、心の闇、歴史、ポリティカルモ…
ファンタジー系あやかし調伏物語ときくと、普通は百鬼夜行絵巻に出てくる異形や格好良い陰陽師を想像しがち。だが、本作は「真譚」と冠しているだけあって一味違う。あやかしは技術転移されて足代わりに、平安風…続きを読む
魅力にあふれるキャラクター造詣。画面の上の文字が躍っているようにすら錯覚する……あぁ、間違いない。妖怪の仕業、ってやつさ。一癖も二癖もある彼ら彼女らの魅力に、あなたも"憑かれて"しまうはず。
近々大ごとに巻き込まれるであろう主人公の現状を追いかけるだけでも楽しいのに過ぎたイザコザに関わる符丁が数多く散りばめられていて、読者の読了を誘うエッセンスになっているように思う。読み終わる頃にア…続きを読む
普通にお話として成立しているのがこれ。オリジナリティもあり、文章も悪くない。会話もウィットがある。色々な新作に手を出しているが、たぶんこれ一本で集中して書き上げた方が良いものができる可能性が高そう。…続きを読む
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