――――高らかに謳え、叛逆の凱歌!

 この物語は一言で言えば「刺さる物語」です。
 特に同じように異世界転移ロボット物を書いている身としては非常に重たく突き刺さりました。
 共に転移した人々の間でさえ起きる不和、理不尽に奪われていく大切な人、救いを求め過去を忘れる傲慢な人々。
 自分の住む世界と異なる世界というのはそれだけで一つの巨大な暴力であり、決してキラキラ輝くばかりとは限らないのではないかと問うてくれます。

 でもその痛み、その涙は読者だけのものでは有りません。誰あろう主人公のルロウ自身がそれに耐えているのです。世界の理不尽な重みに、押しつぶされそうになるその時、彼は叛逆の拳を振るいます。その姿を読んだ時、読者である貴方の胸には熱くて優しいものが宿っていることでしょう。


 それはそれとしてアル君の声ってかわいい系ショタ声でイメージしているんですけど大丈夫ですかね?

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