概要
十六歳で描いた家庭が、五十年後、娘の夢になる。
十六歳の私は、数学のノートの隅に理想の家を描いていた。
大きな窓、小さな玄関、暖炉、青いじゅうたん。庭には子犬と小さな坊や。そして窓辺には、まだ顔のない「あなた」。
それから五十年。娘夫婦が建てる小さな家の図面に、忘れていた間取りの線が重なり始める。
夢どおりにはならなかった人生と、夢とは違う場所に積み重なっていた幸福。昭和から令和へ、母から娘へ受け渡される「家」と暮らしを描いた短編です。
大きな窓、小さな玄関、暖炉、青いじゅうたん。庭には子犬と小さな坊や。そして窓辺には、まだ顔のない「あなた」。
それから五十年。娘夫婦が建てる小さな家の図面に、忘れていた間取りの線が重なり始める。
夢どおりにはならなかった人生と、夢とは違う場所に積み重なっていた幸福。昭和から令和へ、母から娘へ受け渡される「家」と暮らしを描いた短編です。