概要
――その出逢いを、竜はまだ"黎明"と知らない。
二つの広大な大陸と、果てなき海が広がる世界――ヨルヴァスティア。
己の力を求め、世界を旅する竜族の青年・ラルク。
ある日立ち寄った街で、彼は一人の商人から奇妙な護衛依頼を持ちかけられる。
報酬は3クローネ。
護衛するのは、取引を控えた“上物の品”。
胡散臭さを感じながらも依頼を引き受けたラルクを待っていたのは、移動式の奴隷商だった。
そして数多の檻のさらに奥で、彼は一人の少女と出逢う。
白い髪。アイスブルーの瞳。クリスタルのように煌めく翅。
“白銀の妖精”と呼ばれ、商品として売られようとしていた少女。
それはラルクにとって、ただの仕事で終わるはずだった。
世界を救うつもりなどない。
誰かの英雄になるつもりもない。
ただ力を求め、ひとり旅を続ける――そのはずだった。
これは、一匹の竜
己の力を求め、世界を旅する竜族の青年・ラルク。
ある日立ち寄った街で、彼は一人の商人から奇妙な護衛依頼を持ちかけられる。
報酬は3クローネ。
護衛するのは、取引を控えた“上物の品”。
胡散臭さを感じながらも依頼を引き受けたラルクを待っていたのは、移動式の奴隷商だった。
そして数多の檻のさらに奥で、彼は一人の少女と出逢う。
白い髪。アイスブルーの瞳。クリスタルのように煌めく翅。
“白銀の妖精”と呼ばれ、商品として売られようとしていた少女。
それはラルクにとって、ただの仕事で終わるはずだった。
世界を救うつもりなどない。
誰かの英雄になるつもりもない。
ただ力を求め、ひとり旅を続ける――そのはずだった。
これは、一匹の竜
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!交わる旅路の行末は
王道のファンタジーだからこそ、二人の関係が少しずつ変わっていく過程が印象に残りました。
最初のラルクは、フィーをあくまで「仕事の対象」として扱い、自分には関係のないことだと言い続けます。
それでも、空腹のフィーに自分の食事を分け、怪我に気づけば手当てをし、翌朝には靴まで用意している。
本人は「優しくしているつもりはない」と言い張るのに、行動だけを見ると少しずつ変わっていく。その変化を大げさに説明せず、小さな出来事の積み重ねで見せているところが良かったです。
特に、フィーの「あなた様はお優しい方です」という言葉を、ラルク自身がなかなか受け入れられないところが好きでした。
物語そのもの…続きを読む