概要
この文章に、嘘はひとつもない。
誰もが事故だと思っていた。妹は自宅の階段から転落し、警察の捜査もすでに終わっている。
が、母だけは兄である「私」を疑い続けていた。妹が死ぬ前、「お兄ちゃんが変なの」と訴えていたからだ。
こんな疑いには根拠がない。そう思っていた私にも、妹が死ぬ少し前から記憶が途切れていたことだけは説明できなかった。
ろくに思い出せない時間がある。そして妹の遺した日記には、「あれはお兄ちゃんじゃない」という不可解な言葉が残されていた。
しかし、私は妹を殺していない。あの夜、階段から落ちる妹を見てもいない。それだけは間違いない。
ただ、夜中に目を覚ますと、パソコンには見覚えのない文章が書かれていた。そこに記されていたのは、妹が死んだ夜のことだった。
が、母だけは兄である「私」を疑い続けていた。妹が死ぬ前、「お兄ちゃんが変なの」と訴えていたからだ。
こんな疑いには根拠がない。そう思っていた私にも、妹が死ぬ少し前から記憶が途切れていたことだけは説明できなかった。
ろくに思い出せない時間がある。そして妹の遺した日記には、「あれはお兄ちゃんじゃない」という不可解な言葉が残されていた。
しかし、私は妹を殺していない。あの夜、階段から落ちる妹を見てもいない。それだけは間違いない。
ただ、夜中に目を覚ますと、パソコンには見覚えのない文章が書かれていた。そこに記されていたのは、妹が死んだ夜のことだった。