★
0
概要
愛してるとお姫様離婚届に書いてしまった。
十五年連れ添った妻と、離婚した。
浮気をされたわけじゃない。
大きな喧嘩をしたわけでもない。
ただ、いつからか俺たちは、互いの気持ちを言葉にしなくなっていた。
「離婚しよう」
妻・紗季にそう告げられたとき、俺は驚かなかった。
むしろ、これでいいのだと思った。
そうして俺たちは、十五年間の結婚生活に終止符を打った。
けれど、離婚して一人になった部屋で気づいてしまう。
「ただいま」と言っても、もう「おかえり」は返ってこない。
一緒に食べていた夕飯も。
何気なく交わしていた会話も。
喧嘩さえも。
失って初めて、それらがどれほど大切だったのかを知った。
そして、高校生の娘・美緒が俺に問いかける。
「お父さん、本当にお母さんのこと嫌いになったの?」
答えられなかった。
嫌い
浮気をされたわけじゃない。
大きな喧嘩をしたわけでもない。
ただ、いつからか俺たちは、互いの気持ちを言葉にしなくなっていた。
「離婚しよう」
妻・紗季にそう告げられたとき、俺は驚かなかった。
むしろ、これでいいのだと思った。
そうして俺たちは、十五年間の結婚生活に終止符を打った。
けれど、離婚して一人になった部屋で気づいてしまう。
「ただいま」と言っても、もう「おかえり」は返ってこない。
一緒に食べていた夕飯も。
何気なく交わしていた会話も。
喧嘩さえも。
失って初めて、それらがどれほど大切だったのかを知った。
そして、高校生の娘・美緒が俺に問いかける。
「お父さん、本当にお母さんのこと嫌いになったの?」
答えられなかった。
嫌い
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?