概要
私が雇ったのは、言葉を話すオウサマペンギンでした。
終末世界で配達屋を営む十八歳のカナエ。
兄が国境の向こうへ配達に出たまま、一年以上帰ってこない今も、彼女は一人で仕事を続けている。
そんな彼女のもとに、ある日ひとりの求職者が現れた。
「オウサマペンギンです」
……喋った。
核戦争の影響で知能や言語を持った動物が生まれるようになったこの世界では、珍しいことではない。
問題は、ペンギンが配達員を希望していることだった。
「海も湖も渡れます」
「手紙、濡れたら困るから」
「……」
世界が壊れても、届けたいものはなくならなかった。
これは、一人で荒野を走っていた少女が、オウサマペンギンと出会い、ともに走り始める物語。
兄が国境の向こうへ配達に出たまま、一年以上帰ってこない今も、彼女は一人で仕事を続けている。
そんな彼女のもとに、ある日ひとりの求職者が現れた。
「オウサマペンギンです」
……喋った。
核戦争の影響で知能や言語を持った動物が生まれるようになったこの世界では、珍しいことではない。
問題は、ペンギンが配達員を希望していることだった。
「海も湖も渡れます」
「手紙、濡れたら困るから」
「……」
世界が壊れても、届けたいものはなくならなかった。
これは、一人で荒野を走っていた少女が、オウサマペンギンと出会い、ともに走り始める物語。
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