概要
書けない一行と、点かない一つ。
「明日の朝までな」——進路希望調査票を渡された高二の高原律(たかはら りつ)は、何も書かずに四つ折りにする。
天文部、最後の一人。
部室には歴代の部員が作り継いだ自作の投影機があるが、一等星のうち織女だけが点かない。
卒業した先輩が残した修理の書き付けは、三行で途切れていた。
その先の手順は、誰も書いていない。
天文部、最後の一人。
部室には歴代の部員が作り継いだ自作の投影機があるが、一等星のうち織女だけが点かない。
卒業した先輩が残した修理の書き付けは、三行で途切れていた。
その先の手順は、誰も書いていない。
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