概要
国を出れば灰になる。――かまわない、あなたの心を守れるなら。
『わたくしの命は、月女神に住まうわたくしの愛する者たちを守るためにある』
月女神の都の長である姫・緋涙は『月女神の長である限り、降嫁に応えはもたない』と、民のために生きると折に触れて宣言している(庇護欲強め17歳)。
国外では「灰になる身体」であることも、名を呼ばれない寂しさも隠して、王城と対を成す華城で、月女神に住まう者を幸せにするために駆け回る日々。
一年で一番大きな国事『花祀り』がひと月後に迫る中、正体不明の男が『花祀り』会場の血薔薇の湖に浮かんでいると報告が入る。
それは、アメジストの瞳を持つ男だった。
「……君の、知らない国の、一騎士だ」
ひとりきりの使命を背負った姫を、その瞳で、甘える仕草で、大人の色気で、涙を許す愛で、溺愛して溶かしてしまう騎士。
都の長で在り続けるため
月女神の都の長である姫・緋涙は『月女神の長である限り、降嫁に応えはもたない』と、民のために生きると折に触れて宣言している(庇護欲強め17歳)。
国外では「灰になる身体」であることも、名を呼ばれない寂しさも隠して、王城と対を成す華城で、月女神に住まう者を幸せにするために駆け回る日々。
一年で一番大きな国事『花祀り』がひと月後に迫る中、正体不明の男が『花祀り』会場の血薔薇の湖に浮かんでいると報告が入る。
それは、アメジストの瞳を持つ男だった。
「……君の、知らない国の、一騎士だ」
ひとりきりの使命を背負った姫を、その瞳で、甘える仕草で、大人の色気で、涙を許す愛で、溺愛して溶かしてしまう騎士。
都の長で在り続けるため
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